小田原ライブラリー22  近代西相模の報徳運動                     報徳運動の源流と特質

著者  早田旅人
B6判 187ページ、並製本カバー装
定価: 本体12 00円+税
ISBN 978-4-86158-061-1 C0321

本書の概要
変化し、現代に生きる報徳運動とその思想。二宮尊徳の生誕地・西相模の近代報徳運動の実践の歴史と特質を探り、全体像を描いた。

著者紹介
1974年、新潟県南魚沼郡六日町(現南魚沼市)

購入方法

= 目次=

プロローグ
近代報徳運動をめぐる二つの評価  近代報徳運動の研究史  報徳思想のとらえ方

一 近代報徳運動の源流―西相模
二宮尊徳  片岡村・克譲社仕法  安居院庄七  小田原宿報徳社と福山瀧助


二 近代報徳運動の幕開けと西相模の報徳運動
福住正兄  『二宮翁夜話』と『富国捷径』  行政式仕法と結社式仕法  報徳教会  小田原報徳社  小田原報徳社の支社  足柄上郡の報徳運動  明治初期報徳運動の曲がり角

三 明治中期の報徳社
報徳会の結成  報徳会克譲社  克譲社支社の活動  報徳会真穆社と報徳会誠励社  報徳会福運社  小田原報徳社の社則改正  社則改正後の運営  小田原報徳社の支社設立  報徳二宮神社の建設  報徳二宮神社鎮座祭  草山貞胤の活動

四 遠州系報徳社の叢生と報徳運動の再編
中央報徳会小田原講演会  井上福松  日露戦争後の社会  戊申詔書と地方改良運動  遠州系報徳社の叢生  報徳社結社式  盛況な講演会  大島報徳社の活動  栗原報徳社の活動  神奈川県報徳社連合会  報徳社の大合同  佐々井信太郎  報徳購買組合

五 昭和戦前期の報徳運動
昭和恐慌と自力更生運動  国民生活建直し指導者講習会  報徳教育  相次ぐ金次郎像の建立  金次郎像の起源  二宮尊徳翁八十年記念祭  報徳社の活動  日中戦争の勃発と総力戦体制  総力戦体制と報徳運動  神奈川県尊徳会  戦時下の報徳教育  金次郎像の応徴  戦時下の報徳社

エピローグ
西相模報徳運動の流れ  敗戦と報徳運動  転向の「軽さ」  近代報徳運動の特質

購入方法