2003年7月2日
ガサガサ探検隊・中本賢さんからもらったエネルギー 


 夢工房という地域出版のかたわら、一市民として丹沢山麓で市民活動をやっている。里山の雑木林の管理や棚田での米づくり、丹沢シンポジウムや丹沢山麓展の開催などだ。その活動の一つ、6〜7年ものあいだ耕作されていなかった棚田を仲間たちと1年かけて復元した。草刈り、桑などの雑木の伐採、野焼き、畦づくり、水を引き込むための水路づくり、田起こし、代掻きを農家の人の指導を得ながら行い、ようやく6月上旬に仲間40人ほどと田植えまで漕ぎ着けた。NPO法人自然塾丹沢ドン会の面々である。私はその事務局をやらせてもらっている。

 その活動の新聞記事を読んだガサガサ探険隊長・中本賢さんのラジオ番組に7月1日に出た。賢さんは「釣りバカ日誌」などで、憎めない隣の兄ちゃんという存在感のある俳優さんというイメージだった。何年か前に「徹子の部屋」に出演していた中本賢さんを偶然見て、川遊びの達人、ナチュラリストとしての賢さんを知った。以来いつか賢さんの自然体験を一冊の本にまとめたいと密かに考えていた。

 スタジオに入り挨拶を交わす。少々緊張気味の小生を元気な声で迎えてくれた。賢さん自身も米づくりの体験がある。「草の根っこはすごくはびこるんだよねえ」開墾のような困難な作業をしっかりと受けとめてくれた。夏場の作業は畦の草取りが大変。10月上旬には稲刈り。収穫際にはぜひと声を掛けた。賢さんは、「今度ぜひガサガサ探検隊も活動の端っこに加えさせて。やっぱり、野菜じゃなく、米を作らないとねえ」と言う。トークの端々から自然体験や農業体験の奥深さがあふれる。来るもの拒まず、大歓迎。丹沢山麓で賢さんと一緒にいい汗をかく日が来るかもしれない。

 本づくりそのものはさて置いて、自然へのあふれる思いでスローライフを実現している中本賢さんにエネルギーをもらった。(片桐 務)